原発避難者に6億円賠償命じる 福島地裁いわき支部[2018/03/23 05:57]

 原発事故の避難者が東京電力に130億円余りの損害賠償を求めていた集団訴訟で、福島地裁いわき支部は合わせて6億1200万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

 福島県双葉郡などの避難区域から県内外に避難した216人は、東京電力を相手取って慰謝料など合わせて約133億円の支払いを求めていました。判決で、福島地裁いわき支部は「原告らは平穏な生活を害され、過酷な避難生活を強いられたうえ、地域社会から享受していた利益を失うなどしている」として、東京電力に対して原告213人に合わせて6億1200万円余りを支払うよう命じました。原告団は、慰謝料の金額が低すぎるとして控訴する方針です。

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