隅田川の両岸に桜1000本 桜は満開でも花より団子?[2018/03/28 12:44]

 桜満開のお花見スポットから報告です。
 
 (楪望リポーター報告)
 隅田川沿いにやって来ました。絶好のお花見日和で、上着いらずで過ごせます。ウェザーニューズの情報のよりますと、こちらの桜は満開だということですが、風が吹くとはらはらと桜吹雪も楽しむことができる状況です。隅田川沿いは約1キロほどの道に1000本ほどの桜が植えられていますが、江戸時代8代将軍・徳川吉宗公によって植えられたといわれています。桜の季節というと「花より団子」ということわざをよく使うかもしれませんが、桜餅を思い浮かべませんか。日本には2種類の桜餅があり、まず関東風の桜餅、小麦粉を使った生地であんこをくるんだもの。一方、関西風の桜餅、餅米を蒸したものであんこをくるんでいます。実は関東風の桜餅、隅田川沿いが発祥だということをご存知でしょうか。さかのぼること300年ほど前、吉宗公が桜並木を植えたころ、この近くに長命寺というお寺があり、そこで働いていた人がこの桜並木の生い茂る桜の葉を見て「何かできないか」と考えたそうです。試しに塩漬けしてみると、香りが非常に高く出たということです。それを餅にくるんで売り出したところ、大ヒット。それが今の今まで続いているということです。当時からあるお店には、28日も非常に長い行列ができていました。皆さんが求めている桜餅というのが大きな桜の葉にくるまれていて、中は白い皮になっている「長命寺桜もち」。桜餅の葉、取ったり取らなかったりする人がいるかもしれませんが、このお店では香り付けや乾燥を防ぐためにくるんでいるということで「ぜひ、取って食べて下さい」とのことです。皮が非常にもちもちしていて、中のこしあんが甘さ控えめで、桜の葉の香りが口の中に広がります。桜並木のもと、歴史ある桜餅を食べてはいかがでしょうか。

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