手術の理由は「不良な子孫を防止するため」医師[2018/04/20 19:08]

 旧優生保護法のもとで障害者らに強制的な不妊手術が行われていた問題で、医師が手術の理由について「不良な子孫を防止するため」などと申請していたことが愛知県から開示された資料で分かりました。

 メ〜テレが情報公開請求して開示されたのは、1966年度から6年間に愛知県の優生保護審査会が障害者らへの不妊手術を検討した際の資料です。対象者の遺伝調査書や手術の同意書も含まれていて、医師の申請理由には「不良な子孫を防止するため」「反社会的妊娠の恐れも十分考えられる」などの記述がありました。この審査会の資料には55人に対する不妊手術を「適当」と判断した記録が残っていて、県は576の医療機関を対象に当時のカルテなどが保管されているか調査しています。

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