子どもへの不妊手術を…旧優生保護法 ろう学校校長[2018/04/26 11:51]

 静岡県では戦後、当時の「ろう学校」、現在の聴覚特別支援学校の校長が耳の不自由な子どもに不妊手術を受けさせるよう保護者に勧めていたことが分かりました。

 旧優生保護法では、強制不妊手術の対象として「遺伝性の難聴またはろう」が挙げられていました。ろうあ連盟の調査で、1950年ごろに静岡県のろう学校に通っていた聴覚障害者らが親から聞いた話として次のように証言しました。
 黒沢シン子さん(87):「PTAの時に強制不妊の話を校長先生がされた」
 静岡県聴覚障害者協会・小倉健太郎事務局長:「校長がPTAの集まりの時にそういう話をしたということですか?」
 黒沢シン子さん:「(不妊)手術をするように言われた。子どもを産みたい場合は(結婚相手を)紹介しませんと言われた」
 大橋よしさん(82):「産んだ子どもにとって、親の耳が聞こえないのは可哀想だと校長が言ったと(母に)聞いた」
 今回の調査に参加したのはいずれも不妊手術を受けていない人たちで、今後、手術を受けた人への調査も検討されています。