個人特定できる手術の記録見つかる“旧優生保護法”[2018/05/09 05:57]

 障害者らに強制的に不妊手術が行われていた旧優生保護法の問題で、東京都でも手術をされた個人が特定できる記録が初めて見つかりました。

 世田谷区の都立松沢病院では、旧優生保護法に関する記録が30人分見つかり、うち11人については実際に強制的に不妊手術を行ったとする報告書がありました。都内で個人が特定できる記録が見つかったのは初めてです。これ以外に民間の病院や診療所などからも報告が寄せられていて、都は確認作業を進める予定です。また、これまでに都が把握していた強制不妊手術は510件で1966年が最後でしたが、さらに調査したところ、1969年から1982年までにも19件の手術が行われていたことが分かりました。

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