両陛下が福島へ 在位中の最後の被災地訪問の見通し[2018/05/09 18:27]

 宮内庁は、天皇皇后両陛下が「全国植樹祭」への出席と東日本大震災の復興状況を視察するため、福島県を訪問されると正式に発表しました。

 両陛下は来月9日に新幹線で福島県入りし、福島第一原発の事故で被災した福島県大熊町や福島県双葉町の住民が避難生活を送る福島県いわき市の復興公営住宅を訪問されます。全国植樹祭の式典は10日に福島県南相馬市で開かれ、両陛下は宿泊先のいわき市から高速道路を使って南相馬市に入られます。福島第一原発から約6キロの地点を通るため、関係者によりますと、晴れていれば車の中から原発の一部を見ることができるということです。11日には福島県相馬市の原釜地区を7年ぶりに訪れ、慰霊碑に花を供えられる予定です。両陛下は東日本大震災後、福島県や宮城県、岩手県を10回以上訪問されていますが、来年4月の退位を控えて東北の被災地を在位中に訪れるのは今回が最後となる見通しです。

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