リニア新幹線“大深度地下トンネル”で住民説明会[2018/05/11 09:42]

 リニア中央新幹線を巡り、40メートル以上の深い地下にトンネルを掘る工事が始まるのを前に、東京・品川区で住民に向けた説明会が開かれました。

 JR東海はリニア中央新幹線を巡り、40メートル以上の地下にトンネルを通すため、鉄道事業者としては初めて大深度地下の使用認可を国に申請しています。認可を受ければ用地買収をせずに地下の使用が認められ、来年にも工事が始められます。この着工の前にリニア中央新幹線が走る品川区でJR東海が説明会を開き、約150人の住民が出席しました。JR東海の実験では地表から深いため、走行に伴う騒音や振動の影響はなかったとしています。これに対し、住民側からは「工事車両の騒音も心配だ」「土地の資産価値が下がるのではないか」といった声が相次いで出されました。リニア中央新幹線は2027年に東京と名古屋の間で開業が計画されています。

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