旧優生保護法下の強制不妊手術 3都道県で一斉提訴[2018/05/17 11:45]

 全国で障害者らに強制的に不妊手術が行われていた旧優生保護法の問題で、手術を受けた人たちが声を上げ始めています。17日に北海道、宮城、東京の男女3人が国に謝罪と賠償を求めて一斉に裁判を起こしました。

 札幌市の小島喜久夫さん(76)は19歳ごろ、入院していた市内の病院で「精神分裂病」を理由に旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けさせられたとしています。
 提訴した小島喜久夫さん:「やっぱり自分の子どもが欲しかったし、カメラマンになったか弁護士になったか何になったか分からないけど、色んな思いでつらいです」
 小島さんは手術により、憲法で保障されている子どもを産むか産まないか選択する自由を侵害されたなどとして、国に対して1100万円の慰謝料などを求めて午前に札幌地裁に提訴しました。今回の一斉提訴のなかでは唯一の実名です。道に小島さんの手術記録はなく、弁護団は両足の付け根に手術の痕があるとする医師の診断書を証拠として提出する方針です。