震度6弱以上の発生確率 北海道東部で大幅上昇[2018/06/26 11:46]

 政府は今後、30年間に全国で震度6弱以上の地震が起きる確率を発表しました。2018年度版の「全国地震動予測地図」です。赤が濃いほど確率が高くなります。今回は千島海溝沿いに発生する超巨大地震などの評価結果が反映され、昨年度と比べて北海道の東側に赤い部分が広がっています。

 予測地図によりますと、今後30年の間に震度6弱以上の地震が起きる確率の上昇幅が一番大きかったのは北海道の弟子屈町で、25ポイント余り高くなって57.4%でした。また、北海道釧路市では22.5ポイント高くなって67.7%になっています。活断層を特定した予想では先週、大阪で震度6弱の揺れが観測された地震の震源地の近くにある有馬−高槻断層帯について、最大マグニチュード7.5の想定で30年間でほぼ0%から0.03%と一番低いランクとして紹介しています。ただ、委員会は今回の地震について、マグニチュードが6.1で地震のエネルギーは100分の1以下とはるかにエネルギーが小さく、有馬−高槻断層帯が動いたかどうかも確認できていないとしています。

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