離婚夫婦の子ども引き渡し 強制執行可能に法改正へ[2018/06/26 11:50]

 離婚した夫婦の間で子どもを引き渡す際、親権を失った親が同席していなくても強制的に子どもを引き渡せるよう法務大臣の諮問機関が法律改正を検討していることが分かりました。

 法制審議会の民事執行法部会は、離婚に伴って子どもを引き渡す際の手続きについて議論しています。上川法務大臣は、親権を失って子どもの引き渡しを命じられた親が不在でも、もう一方の親に引き渡す強制執行が可能となるよう民事執行法の改正に向けた議論が進められていることを明らかにしました。現状では引き渡しの際、親権を失った親が立ち会う必要があります。また、国境を越えて連れ去られた子どもの取り扱いなどを定めている「ハーグ条約」に関する実施法についても、見直しを検討する方針です。

こちらも読まれています