目黒虐待死 専門家による検証開始へ 厚生労働省[2018/06/30 00:28]

 東京・目黒区で5歳の女の子が虐待を受けた末、死亡した事件で厚生労働省は専門家による検証を来月から始める方針を固めました。

 船戸結愛ちゃんは1月に家族と一緒に香川県から東京都に転居し、その後、3月に死亡しました。香川県の児童相談所は虐待の疑いがあるとして結愛ちゃんを2度にわたって一時、保護しましたが、転居で家庭への指導措置を解除していました。厚労省の専門家会議は転居後、すぐに結愛ちゃんが死亡したことを重くみて、香川県と東京都の児童相談所の間で引継ぎが適切に行われたかなどについて、来月から具体的な検証を始めることを決めました。複数の自治体が関わっていることから、国が直接、検証に乗り出す形です。近く香川県と東京都に調査票を送り、事実関係の確認を進める方針です。

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