芥川賞候補作 参考文献と類似表現 講談社が謝罪へ[2018/06/30 05:57]

 芥川賞の候補になった小説に参考文献を明記していなかったとして、講談社がおわびする方針であることが分かりました。

 北条裕子さんの短編小説「美しい顔」は文芸誌「群像」6月号に掲載され、芥川賞候補にもなっています。群像を発行した講談社によりますと、北条さんが執筆した際、石井光太さんの「遺体」など複数の本から影響を受けたにもかかわらず、参考文献として明記していなかったということです。北条さんの美しい顔には石井さんの本の表現と類似する部分が複数あり、講談社は来月の群像におわび文を掲載します。石井さんの本を出版した新潮社は「類似箇所の修正を含め、誠意ある対応を求める」とコメントしています。

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