東海第二原発「合格」 東海村前村長が厳しく批判[2018/07/05 00:05]

 茨城県の東海第二原発が再稼働を前提とした原子力規制委員会の審査に合格したことについて、東海村前村長の村上達也氏は厳しく批判しました。

 村上達也前東海村長:「馬鹿げた国だなと私は失望しています。極めて(原発周辺の)人口が多くて自然的な条件ももろい、技術的な面でも老朽化している東海第二は動かしてはならない」
 村上氏は、東海第二原発の周囲30キロ圏の人口が約100万人と極めて多いことなどから、水戸市を含む30近い自治体の議会が再稼働反対の決議をしていると指摘しました。そのうえで、再稼働の可否を判断する権限を持つ水戸市など6つの市と村はこうした民意を尊重すべきだとしています。
 東海村の住民:「(原発が)もう古いので、再稼働しないでほしいと思っています」「地域の発展のためにも、やはり原子力発電所は動いてもらわないと困る」
 地元の東海村では、東海第二原発の再稼働について賛否が分かれました。

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