防護壁越えて土砂流出 夫婦犠牲に 広島・東広島市[2018/07/07 16:53]

 記録的な豪雨は大量の土砂や濁流となり、街をのみ込みました。土砂崩れなどによって行方不明者の捜索が続いています。広島県東広島市は現在、どのような状況でしょうか。

 (森葉子アナウンサー報告)
 東広島市では、日中やんでいた雨が7日午後3時ごろからまたポツポツと降り始めています。住宅の裏山が崩れ、1件の家が押し潰されました。近所の人によりますと、この家にいた夫婦2人が亡くなったということです。この辺りでは朝までの3日間、雨が降り続いていて、午前2時から3時ごろが雨のピークだったということで、この土砂崩れが起きたのは午前5時ごろだったそうです。この辺り見てみますと、山が続いていますが、その山の土がさらさらとしていて、水を含むと流れやすい特性を持っているということです。過去にもこの辺りは大きな土砂災害を経験しているということで、実は今回、この土砂崩れが起きた現場の裏山にも今、土砂を防ぐためのコンクリートの壁が2、30メートルにわたって設置されているということです。ただ、今回は雨の量があまりにも多かったということで、そのコンクリートの壁を越えて土砂が流れ出してしまったということです。この被害に遭った家の隣に住む住民の人は、亡くなった夫婦に6日午後9時ごろに避難を呼び掛ける声を掛けたそうです。ただ、避難をしていなかったということで、「無理やりにでも避難をさせるべきだった。無念だ」というふうに話していました。現場での救助活動はすでに終了していますが、広島県内では、まだ多くの場所で救助活動が続いているのが現状です。
 (Q.ピークの時間の雨の降り方はどんな感じだったのでしょうか?)
 ピークの時間帯は、まさにバケツをひっくり返したような雨だったと聞いています。この辺りには元々被害があったということで、近所の人が周りに声を掛けてほとんどの人がすぐ近くにある避難所に避難をしていたということです。