土砂に埋もれた住宅 1週間たつも復旧手つかず…[2018/07/13 11:48]

 広島県呉市では被害の範囲が広く、土砂に埋まったままの住宅が数多く残るなど復旧活動が手付かずの場所が残っています。

 (徳満陽介記者報告)
 呉市天応地区にある住宅地です。大雨の影響で大量の土砂が流れ込みました。住宅の1階部分が約1メートルほど土砂で埋まってしまっています。住民の許可を得て、中を見させて頂きます。土砂に持ち上げられた家財道具が散乱しているのが分かります。住民はまだこの部屋には入れていないということです。この辺りの地域はこのような被害が起きた住宅がまだたくさんあります。しかし、まだ復旧作業がほとんど手を付けられていない状況にあります。その理由としては、被害が広範囲に及んでいるということもあるのですが、もう1つ、道路事情があります。13日朝、広島市から呉市に向けて車で出発しました。普段は30分ほどで到着するのですが、3時間半ほどかかってしまいました。渋滞のなかには、物資を運ぶトラックや行方不明者の捜索や復旧作業に向かう自衛隊の車両もありました。このように至る所で思ったような作業が進んでいない現状にあります。元の生活に戻るには、まだまだ時間がかかりそうな印象です。

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