新実元死刑囚らが手記残す 死刑制度に疑問も[2018/07/24 17:15]

 死刑が執行される直前、オウム真理教の元幹部2人が手記を寄せていました。

 オウム真理教の元幹部・早川紀代秀元死刑囚と新実智光元死刑囚は6日に死刑が執行されました。2人は執行前に死刑の廃止を求める市民団体に対して手記を寄せていて、団体が25日付の会報で公表しました。このなかで、早川元死刑囚は「被害者やご遺族の方々らに対する申し訳なさは、事件発覚から23年経った今も薄れることはない」と謝罪の気持ちをつづりました。また、新実元死刑囚は「どんな悪人であろうが、生きて償うことの方が慈愛に満ちた行為の選択」と死刑に反対する考えを示しました。一方、事件ついては「今は償うことだけしか頭にない」「責任を真摯に受け止め、反省の日々を送る所存」としています。

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