那須の雪崩事故 遺族らが再発防止へ組織作りを要請[2018/07/27 17:08]

 栃木県那須町で高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で遺族の弁護団が結成され、県に対して再発防止のために遺族も参加できる組織を作るよう要請しました。

 去年3月、那須町の茶臼岳で高校生7人と教師1人が登山の講習会中に雪崩に巻き込まれて死亡しました。弁護団を作ったのは、亡くなった8人のうち6人の遺族と弁護士です。弁護団は遺族の意見が反映されないまま冬の登山講習会の再開を決めるのは納得がいかないとして、県に遺族も参加する組織作りを要請しました。
 亡くなった生徒の遺族:「8人の命が不足だったのか。再発防止策そのものに意見する組織が必要」
 弁護団は県と粘り強く交渉を続ける方針ですが、決裂した場合は法的手段も検討する可能性があるとしています。

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