特殊詐欺減少も…少年の摘発増加「過去最悪ペース」[2018/08/02 17:55]

 振り込め詐欺などの特殊詐欺で、少年が摘発されるケースが過去最悪のペースで増えていることが分かりました。

 警察庁によりますと、2010年以降に特殊詐欺は増加傾向でしたが、今年上半期の認知件数は8200件ほどで去年の同じ時期に比べて約670件減少したほか、被害額も13億円ほど減少して175億円となっています。しかし、東京や神奈川などでは認知件数が大幅に増えていて、まだ深刻な状況にあるということです。一方、特殊詐欺で摘発される少年は368人に上り、過去最悪のペースで増えています。被害者の自宅などに現金を取りに行く、いわゆる「受け子」役での摘発が約7割で、地元の先輩や仲間から誘われるケースが多かったということです。警察庁では、逮捕されるリスクが高い「受け子」役が少なくなって少年らが誘われるようになったのではないかと分析しています。

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