茨城・東海村の研究所 作業員がプルトニウム汚染[2018/08/24 05:56]

 茨城県東海村にある原子力機構の研究所で男性作業員に微量のプルトニウムが付着する汚染事故が起きていたことが分かりました。

 事故が起きたのは、原子力機構の核燃料サイクル工学研究所です。機構によりますと6日、男性作業員1人がグローブボックスと呼ばれる密閉式の設備内で機器の解体作業をしていたところ、微量のプルトニウムであごやひざが汚染されました。作業員に健康被害はないということです。グローブボックスの手袋部分に開いた穴からプルトニウムが漏洩(ろうえい)したとみられています。機構では去年6月にも茨城県内の別の施設で作業員5人が被ばくする事故があったばかりです。今回の事故を公表しなかった理由については、「内部被ばくはなく、公表する必要はないと判断した」としています。

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