復興の象徴として設置 防護服の子ども像、撤去へ[2018/08/29 05:54]

 原発事故からの復興を願って福島市に設置された防護服を着た巨大な子どもの像について、市はこの像を撤去することを決めました。

 3日に福島市に設置されたモニュメント「サン・チャイルド」は、現代美術作家のヤノベケンジさんが原発事故からの再生や復興への願いを込めて制作しました。この像を巡り、市民からは「防護服を着ないといけないぐらい放射線が高いと誤解されるのでは」などの意見が市に寄せられていました。
 木幡浩福島市長:「この度の設置によって心を痛めたり不快な思いをされた方々には心からおわび申し上げます」
 撤去の理由について福島市長は「アンケートで市民に意見を聞いた結果、賛否が分かれる作品を復興の象徴として、このまま設置し続けることは困難だ」としています。

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