死者23人安否不明5人に 北海道内の停電ほぼ解消[2018/09/08 19:25]

 北海道で最大震度7を観測した地震による死者は23人、安否の分からない人は5人になりました。

 大規模な土砂崩れが起きた北海道厚真町ではこれまでに19人が死亡、12人が心肺停止、5人の安否が分かっていません。救助による生存率が極端に下がるといわれる発生から72時間が迫るなか、自衛隊、警察、消防による懸命の捜索活動が続けられています。厚真町では全域が断水していて、開設されている8つの避難所に800人以上が避難しています。最大震度7の地震発生以降、余震とみられる揺れが約130回、発生していて、道内では5000人以上が避難生活を送っています。地震発生直後に、北海道全域の295万戸で発生した停電は全ての市町村への送電が再開され、道内の99%で復旧しました。ただ、電力はまだ足りておらず、送配電設備の故障もあり、停電が続いている地域が点在しています。電力の供給量に余裕がないため、政府と北海道電力は節電を呼び掛けています。さらに、電力使用量の増える週明けからは計画停電を行うことも検討しています。

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