「電気より水だと実感」 厚真町の一部で水道復旧[2018/09/17 16:49]

 最大震度7を観測した北海道厚真町では、17日朝から一部の地域で11日ぶりに水道水が飲めるようになりました。

 木戸未奈さん(24):「いつも通りの水ですね。やっと出るようになったので、ありがたみが分かりました。電気より水だなと実感しました」
 厚真町の断水は約7割の世帯で復旧していますが、これまで飲み水としては利用できませんでした。水質調査の結果、午前8時から約3割の世帯で水道水が飲めるようになりました。厚真町は、断水が続く残る地区の復旧作業を急いでいます。また、同じ厚真町にある地元特産の「ジンギスカン」の販売店が11日ぶりに営業を再開しました。水道の復旧で店の清掃ができるようになったためです。この店では地震による停電で冷蔵庫が止まり、300キロ以上の豚肉やラム肉を廃棄したということです。肉を加工する大型のスライサーが使えないため、当面は在庫の冷凍品の販売に限られるということです。
 市原泰成社長:「(町が)地震前の日常に戻れるようにジンギスカンを通して協力ができれば」

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