iPSで難病治療、血液でも… 京大の臨床研究を了承[2018/09/21 19:12]

 京都大学が血液の難病治療にiPS細胞を使えるようにするために申請していた臨床研究について、厚生労働省の部会が実施を認めました。

 厚労省の専門家会議は、京都大学の江藤浩之教授らの研究チームが申請した血液の難病治療にiPS細胞を使う臨床研究の実施を認めました。加藤大臣が近く正式に了承します。研究では、血液の細胞が作れなくなる再生不良性貧血で血小板の輸血をしても効果が出ない患者1人に対し、本人のiPS細胞から作った血小板を輸血して1年間にわたって安全性と効果を調べます。江藤教授らは、患者自身の細胞を使う輸血なので拒絶反応が起きにくいとしています。iPS細胞を使った臨床研究は、これまでに目や心臓などの病気でも認められています。

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