JR在来線、運転取りやめ 新橋駅前の様子[2018/09/30 23:01]

 強い勢力の台風24号は30日午後8時ごろ、和歌山県田辺市付近に上陸しました。新橋駅前から報告です。

 (社会部・井口理央記者報告)
 たたき付けるような雨が降り始めました。さらに、風も少しずつ強まっていて、木も時折、強く揺れる瞬間があって、いよいよ台風が迫ってきているような印象です。日曜日にもかかわらず、SL広場の前にはほとんど人がいない状態です。午後10時ごろに新橋駅を出るJRの最後の電車が出発してシャッターも完全に下ろされ、駅は営業終了という状態になっています。午後8時以降、JRの首都圏の全線が運転を取りやめるという話があったためか、そのころには駅に向かって走っていく人の姿や駅員に電車が終わってしまったか尋ねている姿というのも見られました。JR東日本によりますと、首都圏の在来線は1218本が運休して、約45万4000人に影響が出たということです。山手線だけでも66本が運休して、5万4000人に影響が出たということです。JRの首都圏のすべての在来線で計画的に順次、運転を取りやめたのは確認できる限りで初めてだということです。来月1日は千葉県や茨城県などで始発から運転を見合わせる路線もありますが、山手線や京浜東北線などは今のところ始発から平常運転の予定だということです。この後、さらに雨や風が強まる可能性もあります。この後も引き続き注意が必要です。

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