ノーベル生理学医学賞に本庶佑・京大特別教授[2018/10/01 18:34]

 今年のノーベル生理学医学賞に京都大学の本庶佑特別教授(76)が選ばれました。

 本庶特別教授は免疫学の世界的な権威として知られ、体内に入った細菌やウイルスを排除するため、リンパ球で遺伝子の組み合わせが変わる「クラススイッチ」という現象を解明しました。さらにがんと戦うリンパ球で免疫のブレーキ役となるたんぱく質を発見しました。この発見によって近年、プレーキ役のたんぱく質ががんと結合するのを防ぐ薬である「オプジーボ」が開発され、皮膚がんや肺がんなどで効果が実証されています。今回、本庶特別教授が選ばれたことで日本のノーベル賞受賞者は26人となりました。2年ぶりの快挙です。

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