“運転見合わせ”ラッシュを直撃 乗客に混乱は…[2018/10/05 16:54]

 京成電鉄で塩害が原因とみられる電線からの出火が相次ぎ、5日朝から全線で運転を見合わせています。成田空港へとつながる重要な幹線だけに大きな混乱となりました。この後も終日、運転見合わせの可能性があります。京成津田沼駅前から報告です。

 (松本拓也記者報告)
 京成線は現在も運転を見合わせています。そのため、踏切も開いたままになっています。京成津田沼駅ではホームに列車が2台、止まっていますが、この列車が動くことはありません。この辺りには大学や工場もあり、普段だと帰宅の時間帯で駅構内は大変、混雑するということですが、人の姿はありません。閑散としています。そして、代わりの交通手段ですが、JRの津田沼駅まで行ってそこから振り替え輸送で目的地まで行くという学生もいました。この学生は5日が大学受験の模擬面接だったということで、「また台風がくるのに心配だな」と話していました。そして、正面のロータリーには長い列ができています。臨時のバスを待つ列ですが、15分おきの間隔で運行しているといいます。ただ、向かうのは八千代台の方面だけということで、目的地にどうやったらたどり着けるのかと職員に尋ねる人の姿が多く見られました。京成電鉄は現在も運転再開の見通しは立っていないということです。

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