台風25号 “3連休”雨・風はいつ、どこで警戒?[2018/10/05 17:06]

 大型で強い台風25号が猛威を振るっています。4日夜から未明にかけて沖縄が暴風域に入り、強風が吹き荒れました。今後、3連休の日本列島を直撃することになりそうです。台風25号の3連休への影響について、気象予報士の今村涼子さんの解説です。

 東京都心は秋雨前線の影響で冷たい雨が降っています。ただ、連休中はこの関東でも台風の影響で風が強まりそうです。また、北日本を中心に大雨になるところも出てきそうです。台風25号は現在も大型で強い勢力を保っていて、九州も強風域に入ってきています。そして、6日は韓国から日本海上を速度を上げて進みそうです。7日の前中に北海道や東北北部に台風のまま上陸する恐れが出てきています。というように、台風は北日本を直撃という形になりそうです。このため5日朝、また大きな地震が発生した北海道で大雨の恐れが出てきています。
 その雨の予想です。台風の雲は6日に韓国方面に進みますが、西日本から東海の太平洋側でも湿った風の影響で雨が強まりそうです。そして、7日の朝には北日本に近付きます。その後、7日のお昼前後にかけて台風本体の活発な雨雲が北海道を中心にかかります。地震が発生した厚真町付近でも雨脚が強まりそうです。雨量も多いところで200ミリで、平年のひと月分以上の大雨になる恐れがあります。地震で再び地盤が緩んでいる恐れがあるため、危険な場所には近付かないようにして下さい。そして、今回の台風は全国的に強い風をもたらします。その時間帯なんですが、九州から近畿にかけての西日本は6日の夜にかけて。そして東海、関東、北陸は6日夕方から7日の朝にかけて。前回の24号ほどではないですが、風が吹き荒れそうです。そして、7日は東北、北海道で風が強まります。
 特に風が強くなるエリアを見てみると、まず、6日の午前中が九州北部から山陰方面にかけてで、最大瞬間風速としては福岡の沿岸部で45メートルなど、これまた倒木で停電などが発生したりする恐れがあります。そして、7日になると東北北部から北海道で特に強まりそうで、青森では瞬間的に35メートル。こちらはリンゴなど農作物への被害も懸念されます。また北海道、雨も加わって横殴り状態となりそうです。台風24号の被害が残るなかでの今回の25号。特にこの風の対策はしっかりとお願いします。

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