“風疹”全国的な大流行の恐れ 患者数1100人超に[2018/10/16 11:57]

 今年の風疹患者の報告数が全国で1100人を超えたことが分かりました。厚生労働省は全国的な大流行の恐れがあるとして警戒を強めています。

 国立感染症研究所によりますと、7日までに報告された今年の風疹の患者数は1103人になりました。93人だった去年1年間の患者数のほぼ12倍に上ります。風疹は2012年から2013年にかけて大流行し、1万6000人を超える患者が確認されました。この時、45人の赤ちゃんが妊娠中の感染が原因で耳や心臓などに障害が起き、11人が死亡しました。厚生労働省は患者数の多い首都圏と愛知県を中心に、妊娠中の女性は風疹の免疫があるかどうか早めに抗体検査を受けるよう呼び掛けています。

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