東電裁判 元副社長が津波対策先送り指示を強く否定[2018/10/17 00:05]

 福島第一原発事故を巡る東京電力の旧経営陣の刑事裁判で、被告人質問を受けた元副社長が津波対策の先送りを指示したとの指摘を強く否定しました。

 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)、元副社長・武藤栄被告(68)ら3人は原発事故を巡り、死傷者を出した業務上過失致死傷の罪に問われています。16日からの被告人質問では、武藤被告が法廷に立ちました。武藤被告を巡っては、事故の3年前に最大15.7メートルの津波が原発に来るとの試算の報告を受けていましたが、その1カ月余り後に対策の先送りをしたと検察官役の指定弁護士から指摘されていました。これに対し、武藤被告は「先送りと言われるのは大変、心外だ」と強い口調で否定しました。武藤被告への被告人質問は17日も行われます。