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東京電力の旧経営陣を巡る刑事裁判の被告人質問で、福島第一原発の事故が起きたことについて東京電力の元副社長は「誰も予測できない地震や津波で対処できなかった」と主張しました。
元副社長の武黒一郎被告(72)ら3人は、福島第一原発の事故を巡って福島県大熊町の双葉病院の入院患者や介護施設の入所者らに避難を余儀なくさせ、44人を死亡させるなどした罪に問われています。19日に行われた被告人質問で、武黒被告は検察官役の弁護士から事故が起きて強制起訴されたことへの認識について聞かれ、「誰も予測できない巨大地震と津波で対処できるものではなかった」と主張しました。また、どうすれば防ぐことができたかという質問に対しては「曖昧(あいまい)なこと、不確実なことに答えるのは難しい」「できる限りのことはしてきた」と述べ、事故の責任についての言及を避けました。
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