南海トラフ防災会議 津波に備え住民避難も検討[2018/10/23 21:37]

 政府の中央防災会議は、南海トラフ沿いの西側か東側かでマグニチュード8クラスの地震が起きた場合、もう一方の地域も地震による津波の発生に備えて住民を避難させる方針を示しました。

 南海トラフ沿いでは、紀伊半島の西側と東側でそれぞれ過去に巨大地震が何度も発生しています。23日の有識者会合では、どちらか一方でマグニチュード8クラスの地震が発生した場合、もう一方の地域でも津波の被害が想定される地域の住民をあらかじめ1週間ほど事前に避難させる方針が話し合われました。会合では、南海トラフ巨大地震の別のケースの防災対応についても話し合われ、基本的な考え方を来月に示し、年内に一定の取りまとめを行うということです。

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