休日や勤務時間外に届く仕事のメールに対応しない「つながらない権利」を皆さん、ご存知でしょうか?すでに海外では法律でも保障されているんです。
タイミングを選ばず届く、会社からのメール。デート中に会社からのメールが届き、必死になって返信してしまうことありませんか。暇を持て余している恋人からの無言の圧力にも気付かずに…。プライベートの時間にも常に仕事が付きまとうという煩わしさから逃れるため、今、ニューヨークでは勤務時間外や休みの日に従業員にメールなどの返信をさせるのを禁じる条例案が議会で審議されています。提案した議員によりますと、勤務時間外に会社からメールが来た場合、従業員は返信することもできますし、そのまま放置しても構いません。しかしながら、会社から対応を強要するような内容を送ることは禁止され、規制の対象となります。条例案では、違反した雇用主は従業員に対して最大で500ドルの罰金を支払わなければなりません。このように勤務時間外に仕事関連の連絡を絶つ権利は「つながらない権利」(right to disconnect)と呼ばれ、法律で保護されている国もあります。そのうちの1つ、フランスでは去年に法律が成立。仕事とプライベートの分離の問題のほか、健康への影響も指摘され、従業員が50人を超える会社に対しては勤務時間外の「完全ログオフ権」を認める条項を策定するよう義務付けられました。一方で、フランスのメディアでは会社からの要求がなくなったとしても、個人の仕事に対する考え方や業績への野心は変わらないという指摘もされています。日本でも休暇中のメールを受け取らない、緊急性のないメールは自粛するよう呼び掛けるなど、企業単位でのつながらない権利への取り組みはありますが、条例や法制化の目立った動きはまだありません。
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