歴史的“迷”勝負!?…小さな“訪問者”vs警備員[2018/11/01 08:38]

 美術館にどうしても入りたい小さなお客さんと何とかお引き取り願いたい警備員さん。去年、この両者の攻防戦が大きな注目を集めましたが、その戦いはまだ終わっていませんでした。

 警備員の男性の視線の先には座り込んだ黒猫。黒猫が建物の中に入ろうとすると、警備員が侵入を阻止。それでも強行突破しようとする黒猫には、警備員が足を出して道をふさぎます。そして、黒猫が建物に入ることを諦めると警備員がお見送り。去年3月、広島県の尾道市立美術館で開催された猫展にやってきた黒猫と美術館の警備員が繰り広げたこの一幕。ツイッターに投稿されると大きな話題を呼びました。あれから1年半、美術館の警備員と猫の攻防はまだ続いていました。芸術の秋を体感しにきたのでしょうか。新たに参戦したのは茶トラ猫。その前に立ちはだかるのは警備員。茶トラ猫が美術館に入ろうとすると、警備員が両手を差し出して頭をなでなで。美術館への侵入を阻止します。尾道市立美術館によりますと、猫好きのスタッフが始業前や昼休みを利用して美術館に現れた猫の様子や警備員との攻防などをほぼ毎日、撮影・投稿しているということです。
 尾道市立美術館・梅林信二学芸員:「猫たちには自分たちも癒やされている面もあるし、当館にお越し頂くお客様の一つの目的として2匹の猫に会いたいというお客さんも来ているので、2匹の猫との関係は良い関係でこれからもあり続けたいなと思っています。今後もツイートをしていくことで当館を知って頂く機会にもなると思うし、お越し頂くきっかけづくりにもなると思うので、引き続き行っていきたいなと思っています」
 猫の可愛らしさへの反響もさることながら、ツイッター上では警備員の方に対しても「警備員さんのお顔が優しい」「優しい手つきですね」などと人気が集まり、記念撮影やサインを求めて訪れるお客さんもいるということです。

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