聴覚障害者に128人が強制不妊や中絶[2018/11/12 23:31]

 優生保護法のもと、障害者らに不妊手術が行われていた問題で聴覚障害者128人に不妊や妊娠中絶などの手術が行われていたことが分かりました。

 全日本ろうあ連盟の調査によりますと、優生保護法によるとみられる強制不妊手術や妊娠中絶手術を受けた聴覚障害者が先月末の時点で128人に上ることが分かりました。9月末の時点では109人でしたが、1カ月で20人近く増え、今後、さらに増える見込みだということです。このうち女性は96人、男性は32人で中絶手術を5回受けた女性もいました。また、家族やろう学校から手術を強制されたケースもあったということです。ろうあ連盟は、超党派の議員連盟などがまとめた救済法案の骨子について「おわびと反省だけでは済まされず、二度とこうした事態を起こさないようにしなければならない」と指摘しています。

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