目黒女児虐待死 児童相談所の初動対応甘さ指摘[2018/11/15 09:42]

 東京・目黒区で3月に5歳の女の子が虐待死した事件を検証していた都の専門家会議は、児童相談所の初動対応の甘さを指摘しました。

 目黒区の船戸結愛ちゃんは3月、両親からの虐待を受けて死亡しました。14日に公表された専門家会議の報告書では、結愛ちゃんが1月に両親と香川県から転入した際、都の児童相談所は虐待ケースとして受理していました。しかし、香川県から「けが自体は軽微なもの」という情報提供があったため、緊急性が高いとは考えず、本人の安全確認を行っていませんでした。報告書は「子どもに会えない」ことは最大のリスクと指摘したうえで、虐待が疑われる場合には速やかに警察と連携して立ち入り調査などを行い、安全確認をすべきだとしています。

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