性別や浪人年数による差別は不適切 全国医学部長会[2018/11/16 23:37]

 大学の医学部の不正入試問題を受け、医学部を置く大学で作る団体が性別や浪人年数で合否に差を設けるのは不適切とする規範を発表しました。

 全国医学部長病院長会議・嘉山孝正氏:「こういう規範が出れば内部告発もできると思う。これを契機に各大学が健全な適切な入学試験をやってほしい」
 全国医学部長病院長会議がまとめた規範は、性別や浪人年数、年齢で判定基準の差を設けたり、点数を操作したりすることは不適切で許されないとして、来年春から適用するとしています。ただ、地方の医師確保の面から設けた地域枠では募集要項に明記したうえで年齢などで差をつけることも許容するとしました。また、同窓生の子どもや内部進学者を対象にした特別枠については、特定の人物に金銭を含む利益を与えない仕組みとするよう求めています。

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