“ブラック企業”の実態 体験イベントにカメラ潜入[2018/11/26 10:45]

 ここ数年、世間の関心が高まっている「働き方」。社会問題の一つとなっているのが“ブラック企業”の存在です。その実態を体験するイベントにカメラが潜入しました。

 “社会人はサービス残業は当たり前”。ブラック企業と呼ばれる会社で実際にあった発言です。「勤労感謝の日」に合わせて“良い職場とは何か”を考える特別企画「ブラック企業体験イベント」が都内で行われました。実在するブラック企業で起こったパワハラやモラハラなどを役者による演技で再現。参加者は“被害者側の立場”を疑似体験しました。
 株式会社「人間」代表・花岡洋一さん(主催者):「働き方改革が国会で叫ばれているなか、僕らにとってはピンとこないなと。(疑似)体験を通して、架空のブラック企業を通して(働き方を)見つめ直すきっかけにできたらなと思っています」
 イベントでは、実際にブラック企業で働いていた人たちのアンケート結果をもとに理不尽な扱いや嫌がらせ、暴力行為など77の実例を再現。参加者は約1時間半にわたり、劣悪な職場の実態に触れました。
 一般参加者(サービス業):「実際に(疑似)体験すると、やっぱりちょっと引きます。(自分の)隣で怒鳴られているのを見ると萎縮しますね。自分にも、もしかしたら(パワハラ行為が)くるんじゃないかなって」
 自分の職場でも起こる可能性がある「過重労働」や「ハラスメント問題」。働き方について考えてみてはいかがでしょうか。

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