大学の再編・連携促す制度案 中教審が答申[2018/11/27 09:40]

 大学の将来像を議論してきた文部科学省の審議会は、大学の再編や連携を促す制度の導入などを求める報告書を浮島文科副大臣に手渡しました。

 少子化などの影響で、2040年度の大学進学者は現在より2割ほど減ると推計されていて、大学経営の安定や教育の質の確保が課題となっています。中央教育審議会が大臣に提出した報告書は、こうした課題の解決のため、1つの国立大学法人が複数の大学を運営したり、国公私立の枠組みを超えて新しい法人が各大学の持ち味を生かした一体的な運営をしたりする制度案が示されました。また、私立大学の間で円滑に学部の譲渡をできるようにすることも提案しています。報告書を受け取った浮島副大臣は「必要な制度改正を進めたい」と話しました。

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