風疹患者が2186人 去年の23倍に 首都圏中心に拡大[2018/11/28 13:44]

 風疹の流行の勢いが止まりません。今年の患者数が2186人となり、去年1年間の23倍となりました。

 国立感染症研究所によりますと、18日までに報告された今年の風疹患者数は2186人で、11週連続で1週間の報告数が100人を超えました。首都圏を中心に患者数が増えていて、東京が763人と最も多く、千葉や神奈川は約300人に上ります。また、近畿地方や九州地方でも新たな患者がそれぞれ10人以上、報告されて流行は全国に拡大しています。男性患者の多くを30代から50代が占める一方、女性で最も多いのが20代です。妊娠中に風疹にかかるとおなかの赤ちゃんに障害が出る可能性があり、厚生労働省は、女性は妊娠する前に2度、ワクチンを接種しておくよう呼び掛けています。

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