「ゲノム編集」の技術を受精卵に使うための指針案[2018/11/28 17:01]

 国の専門家会議が遺伝情報を書き換える「ゲノム編集」の技術を人の受精卵に使うための指針案をまとめました。

 指針案は文部科学省と厚生労働省の専門家会議がまとめました。それによりますと、人の受精卵に対してゲノム編集の技術を用いることについて、生殖医療の向上のための基礎研究に限って認め、操作した受精卵を母体に移植することは禁止するとしました。研究機関に対しては、受精卵の提供者に研究の目的や方法、予想される成果などを適切に説明することや生殖医学の専門家などによる委員会を設置して、研究計画の妥当性などを審査することなどを求めています。指針案は文科省と厚労省のそれぞれの審議会への報告などを経て、来年4月の運用を目指すということです。

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