最高裁が去年の衆院選「合憲」 一票の格差訴訟[2018/12/20 00:05]

 去年10月の衆議院選挙の「一票の格差」を巡って弁護士グループが選挙の無効を訴えていた裁判で、最高裁大法廷は「合憲」との判断を示しました。

 去年10月の衆議院選挙は一票の格差が最大1.98倍になり、2つの弁護士グループが全国で16件の訴えを起こしていました。高裁・高裁支部の判決では、名古屋高裁で「違憲状態」との判決が出た以外は15件で「合憲」との判断が示されていました。最高裁大法廷は19日の判決で選挙制度改革が進められていることに触れたうえで、「徐々に是正を図ったと評価できる」とし、憲法違反にはあたらないとする判断を示しました。判決では15人の裁判官のうち2人が「違憲状態」、2人が「違憲」とする反対意見を出しています。

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