高齢サンタのように働く!?雇用期間がどんどん延長[2018/12/24 18:53]

 クリスマスイブの24日はサンタさんが一年で一番、忙しい日です。アメリカの公的機関によりますと、サンタさんの年齢は1600歳以上。超高齢者ですが、元気に働いています。そこで強引ですが、高齢者の雇用について考えます。

 まず、最近は雇用延長をしようという様々な動きが出てきています。先週は外食大手「すかいらーくホールディングス」がアルバイトやパートが働ける年齢を来月から70歳から75歳に引き上げることを発表しました。この理由として挙げられるのが、まだまだ働きたいという声が高まっていることにあります。そして、国を守る自衛官の定年も再来年からどんどん引き上げていくということで、階級ごとに引き上げられていきます。これの理由がベテランの知識や経験を有効活用したいという意向からです。では、なぜ雇用年齢の引き上げの動きが出てきているのかというと、背景にあるのが深刻な人手不足です。今年、国内の倒産した企業で人手不足が原因とされるものは362件に上ります。2013年の調査開始以来、過去最多となっていて、将来はもっともっと深刻になっていきます。超高齢化社会を見据え、政府は元気な高齢者の積極的な活用を推進しています。安倍総理大臣は企業が雇用を継続する年齢を現在の65歳から70歳まで引き上げるよう検討を進めるように指示しています。

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