東電裁判で遺族代理人 旧経営陣らに厳罰求める[2018/12/27 23:13]

 東京電力の旧経営陣を巡る刑事裁判で被害者遺族の代理人が意見を述べ、「被告らの責任が明らかにされなければ、被害者の無念は晴れない」と厳罰を求めました。

 東京電力の元会長・勝俣恒久被告(78)ら旧経営陣3人は、原発事故で福島県大熊町の病院の入院患者に避難を余儀なくさせ、44人を死亡させるなどとした罪に問われています。27日の裁判では、遺族の代理人弁護士が「原発事故を引き起こした被告らの責任が明らかにされなければ、命を奪われた被害者の無念は晴れない」と述べ、厳罰を求めました。検察官役の指定弁護士は26日、勝俣被告ら3人に禁錮5年を求刑しています。

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