ネット上で“匿名いじめ”名前や住所を被害者に…[2019/01/07 17:01]

 インターネット上で、悪口などを「匿名」で書き込んだ投稿者の名前や住所などの情報を開示するよう命じる判決が出た。訴えたのは、いじめで自殺未遂をした元中学生と母親だった。

 匿名で自分と息子に向けて書かれたインターネット上の心ない言葉。裁判で下された判決は、投稿者の情報開示だった。事の発端は2015年。埼玉県川口市の中学校に通っていた息子が所属するサッカー部の部員からSNSで仲間外れにされるなどのいじめを受けたという。2016年9月には息子は、そうしたいじめで不登校となり、2017年9月にはマスコミで報道されるようになった。すると、その年の10月にインターネット上の掲示板でいわゆる、ネットいじめが始まり、息子の実名までさらされたという。
 投稿者を特定できないか母と子は裁判を起こした。判決が下ったのは去年12月。インターネット接続会社3社に対して東京地裁は、母親らが求めた4件すべての氏名、住所、メールアドレスの情報開示を命じたのだ。判決を受けて大手プロバイダーは…。
 大手プロバイダー:「判決の内容が妥当な内容なので、反論の余地はなく開示をさせて頂いた」
 母親らは今後、投稿者に対して刑事告訴や損害賠償を求める提訴の準備を進めているという。