被災した役場の解体再開 住民の意見分かれる中…[2019/01/18 11:55]

 東日本大震災で当時の町長や職員ら28人が犠牲となった岩手県大槌町の旧役場庁舎の解体工事が18日朝から再開されました。

 大槌町の旧役場庁舎は、建物を解体するか震災遺構として保存するかを巡って町民の間で意見が分かれていました。17日は町に対して解体工事の差し止めを求めた住民訴訟の判決で、盛岡地方裁判所は原告の主張を退ける判決を言い渡しました。18日午前8時ごろ、作業員が集まって旧役場庁舎にネットを張る作業などを行いました。この後、午後にも新たに重機が搬入され、解体工事が進む予定です。一方、保存を訴える住民団体のメンバーは18日、町長に対して改めて工事中断と協議の場を設けることを申し入れます。

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