岩手・大槌町 28人犠牲の旧役場庁舎の解体始まる[2019/01/19 17:50]

 東日本大震災の津波で当時の町長や職員28人が犠牲になった岩手県大槌町の旧役場庁舎の解体が始まりました。

 18日の強風の影響で解体工事は1日遅れの19日午前9時すぎから始まりました。重機によって、議場があった建物西側の2階の壁から取り壊されました。旧庁舎を巡っては、保存を求める住民2人が解体工事の差し止めなどを求める裁判を起こしましたが、盛岡地裁は17日、訴えを退ける判決を言い渡しました。
 大槌町職員だった兄が行方不明・倉堀康さん:「いざ解体されている所を見れば、どうしてもやっぱり切ない。寂しい。複雑ですね」
 解体工事は整地も含め3月下旬ごろには終わる予定です。

こちらも読まれています