福島原発汚染水の漏水問題「外部環境に影響なし」[2019/01/28 21:24]

 福島第一原発4号機の海側にあるタンクから放射性物質を含む水が約2年間、漏れていた問題で、東京電力は汚染水が「建屋の外には出ていない」と明言しました。

 この問題は10日、4号機の海側にある配管などが通る地下のトンネルで水たまりが見つかり、周囲を調査したところ、「復水貯蔵タンク」の水位が大きく下がっていました。タンクには1リットルあたり12万ベクレルのトリチウムが含まれていて、2016年11月ごろから合わせて300トンほどが漏れ出ていたということです。東電は調査で、漏れ出た汚染水がタンクからタービン建屋に向かう配管からやタンク自体に漏洩(ろうえい)は認められなかったとし、「すでにタービン建屋に入った。周辺環境への影響はない」としています。タンクの配管にある弁が老朽化したことで汚染水が漏れ出た可能性もあり、東電は詳しい原因を調べています。

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