沖縄県民投票の“3択案”を審議 全会一致厳しいか[2019/01/29 11:49]

 沖縄県の辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票は来月に行われます。全県での実施に向けて、県議会では選択肢を当初の2つから3つに改正する条例の改正案が29日にも可決される見通しです。

 午前10時から始まった県議会臨時会では、玉城知事が選択肢を「賛成」「反対」の2択から「どちらでもない」を加えた3択にする条例改正案を議会に提出しました。県民投票を巡っては、県政野党の自民党や普天間基地の地元である宜野湾市など5市が「2択では多様な民意が反映されない」などとして不参加を表明していました。投票日まで1カ月を切ったこの時期での条例改正は有権者の3割以上が投票できないという事態を避けようと、与野党が歩み寄って合意したものです。しかし、依然として野党・自民党からは反発の声もくすぶっていて、全会一致ですんなり決まるかは厳しい見通しです。

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