東海村で放射性物質漏れ　作業員9人に被ばくなし[2019/01/31 05:50]

　原子力機構は、茨城県東海村の核燃料サイクル工学研究所で放射性物質漏れがあったと発表しました。

　30日午後2時25分ごろ、東海村にある工学研究所のプルトニウム第2開発室の放射線管理区域で線量の上昇を示す警報が鳴りました。当時、作業員9人が保管中の放射性物質の入った容器を包むビニール袋を交換し、容器ごと外に出す作業をしていたということです。機構によりますと、環境への汚染はなく、作業員9人に内部被ばくはありませんでした。容器は2リットルのステンレス製で、中にはプルトニウムとウランの混合酸化物、いわゆるMOX燃料の粉末が入っていました。