勤労統計不正調査 東京都が独自調査の中間まとめ[2019/02/06 18:49]

 厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査について東京都が中間報告をまとめ、調査方法の変更を認識していたものの、現時点でこの変更を都から要望した事実は確認できていないことを明らかにしました。

 厚労省の毎月勤労統計の不正調査を巡っては、東京都が先月から当時の職員への聞き取りを進めるなど独自の調査を行っています。そのなかで2004年から抽出調査に変更したという内容が記載された厚労省作成の文書などが見つかったほか、これまでに聞いた当時の職員31人のうち3人が抽出調査に変わったことを覚えていました。このことから、都は抽出調査に変更になったことを組織として認識していたと結論付けました。ただ、現時点で都から国に調査方法の変更を要望したという事実は確認できていないということです。都はまだ話を聞けていない当時の職員11人の聞き取り調査を進め、調査結果を取りまとめることにしています。

こちらも読まれています